今回は野球のピッチャーのルールについて
紹介していきますね。
では、さっそく。
野球のピッチャー(投手)のルール
ピッチャーのルールがいくつかあるので
各項目に分けて解説していきます。
ストライクゾーン
投手には打者に対しての
ストライクゾーンがあります。
投手はストライクゾーンに投げることで
始めて打者と勝負することができます。
ストライクゾーンの詳細については
下記記事よりご覧ください。
投球するまで
投球するまでにもいくつかルールがあり、
- 準備投球(いわゆる「投球練習」。1分以内もしくは8球と定められていて、次のイニングからは4球となることが多い)
- 時間制限(キャッチャーが返球してから走者がいない場合は12秒、走者がいる場合は20秒以内に投球しなければいけません)
- 投手と野手(投手板に触れてる場合は投手、触れてない場合は野手という扱いになる)
- サインの見方(キャッチャーからのサインを投手板を触れて見る義務がある)
- 投手の投球の義務(突然の事故や病気、ケガが発生して投げることが困難と審判に判断された場合を除いて、最初の打者への投球は完了する必要がある)
この5つが存在します。
そこまで意識する程のルールではないですが、
投球するまでにもルールがあります。
慣れてしまえば一連の動作なので
特に気にすることはないでしょうね。
ピッチャーの投球フォーム
投球フォームに関しては2種類あります。
- ワインドアップ(両腕を振りかぶって投げる投球方法。投球動作に入ったら途中でやめたり止めることはできない。)
- セットポジション(軸足を投手板につけて片方の足を投手板の前において振りかぶらずに投げる方法。ランナーがいる際にはこの投げ方になるが、いつこの投げ方をしても構わない。)
最近ではワインドアップは減ってきて、
ランナーがいなくてもセットポジションで
投げる投手が非常に多いです。
実際にワインドアップとセットポジションを
動画で比較してみます。
ワインドアップの動画自体が遅いですが、
ワインドアップに比べてセットポジションは
投球動作が速いことがわかります。
どちらの投球方法で投げるかは
自身の投球スタイルに合わせて
決めて頂ければOKです。
けん制球について
けん制はランナーのリードを小さくさせたり、
アウトをとろうとするために
投手が塁へボールを投げるのがけん制球です。
実際に絶妙なけん制がこちらです。
ほんの一瞬の出来事ですけど、
ピッチャーは自分自身をけん制で救えるので
上手に越したことは無いですね。
ボークについて
ボークはランナーのいる状況の時のみに起こる
投手の違反行為です。
ランナーがいない時に
ボークと同じ行為をした場合は、
審判に反則投球とみなされた場合のみ
「ボール」が宣告されます。
ボークの詳細については
下記記事よりご覧になってください。
ピッチャーの禁止事項
ピッチャーにはいくつか禁止事項があります。
- 投手が投手板を囲む円形の部分で手を口につけた後にボールに触れるか、投手板にふれているときに手を口につけること
- ボールをグラブや体などで摩擦すること(素手での摩擦はOK)
- ボールに傷をつけること
- 危険球を投げること
- リストバンドや包帯をすること
これらのことは禁止されているので、
ピッチャーの方は覚えておきましょう。
ピッチャーのマウンドから本塁までの距離
マウンドから本塁までの距離は、
18.4404mと定義されています。
ピッチャーの投球動作の際には、
足が投手板に触れてする必要があるので、
改めて覚えておきましょう。
ピッチャーの球種一覧
ピッチャーの球種はたくさんあります。
私が知っているだけでもまとめると、
- ストレート
- ツーシーム
- ムービングファスト
- スライダー
- Hスライダー(高速スライダー)
- カットボール
- カーブ
- スローカーブ
- ドロップ
- ドロップカーブ
- スラーブ
- ナックルカーブ
- フォーク
- パーム
- チェンジアップ
- Vスライダー(縦スラ)
- ナックル
- SFF
- シンカー
- Hシンカー(高速シンカー)
- サークルチェンジ
- シュート
- Hシュート(高速シュート)
これだけあります。
今だと千賀投手の
「お化けフォーク」が有名ですね。
変化球は本当にたくさんあるので
覚えるだけでも大変ではありますが、
覚えると楽しいので是非覚えてください。
ピッチャーの歴代最速一覧
球速の歴代最速一覧をまとめました。
順位 | 選手名 | 球速 | 所属チーム | 達成した日付 |
---|---|---|---|---|
1 | 大谷翔平 | 165km | 日本ハム | 2016年10月16日 |
2 | マーク・クルーン | 162km | 巨人 | 2008年6月1日 |
3 | 由規 | 161km | ヤクルト | 2010年8月26日 |
3 | ロベルト・スアレス | 161km | ソフトバンク | 2016年10月14日 |
3 | ラファエル・ドリス | 161km | 阪神 | 2017年8月29日 |
4 | 林昌勇 | 160km | ヤクルト | 2009年5月15日 |
4 | スコット・マシソン | 160km | 巨人 | 2012年7月5日 |
4 | 藤浪晋太郎 | 160km | 阪神 | 2016年9月14日 |
日本での最速はご存知の方が多いように、
大谷翔平投手の165kmです。
これは当時は本当に驚きでした。
大谷投手は何食わぬ顔でしたけど、
見ていたファンは度肝を抜かれたでしょう。
やはり速い球というのは魅力的ですね。
今後大谷投手の165kmを超える投手が
現れてくるのか?
という点にも注目ですね。
ちなみに、世界最速はヤンキースの
チャップマン投手の
105.1マイル(169.14km)です。
チャップマン投手は左投手でこれなので、
世界にはすごい投手がいるなぁ…笑
と思い知らされましたね。
野球のピッチャーのルール&距離と球種&最速一覧まとめ
今回は様々なピッチャーのルールや距離、
球種や最速一覧を紹介してきました。
ルール自体は結構複雑で球種も多いですが、
是非少しずつでも覚えてもらって
野球を好きになって頂けたら幸いです。
では☆